Second Lifeとは正に現実世界をそのままにウェブ上で再現したヴァーチャルリアリティな空間で、そこには世界各地からログインした「人」がいて、そこには実際に使える「金」があります。その人と金と無限にある空間を生かしてサービス(経済活動)をするというのがこのSecond Lifeと私は認識しています。SNS(ソーシャルネッワーキングサービス)に近いのですが、まだまだ発展途上で不安定なサービスです。このサービスを利用するには、SNSと同じく、「アカウント」を作って、ソフトを介してログインするのでインターネットと端末さえあれば自由に別世界に入れるのですね、もちろん使用料金はありません。
Second Lifeが最近取り上げられるのは、ほとんど「冷やかしニュース」と言いましょうか、実際の動き(人やモノ)が少ないのに、興味本位や物珍しさで飛びついている段階です。なにしろ、使ってみた感想ですが、まだまだ「お話にならない」というサービスです。仮想空間というにはあまりにも稚拙で中途半端なグラフィックですし、ユーザビリティも低いと言わざるを得ません。まぁこの点は追々解決できるものなので、特に問題ではないのかもしれませんが、疑問に思うのは「わざわざ、こんな世界に"入る"必要があるのか?」という事です。
Second Lifeのキモは実際の金と同じ"リンデンドル"という通貨が存在していて、経済活動をリアルに出来る点です。確かにスゴいなぁと思うのですが、それは企業側、販売側から考えるとおいしそうに思えるのですが、ユーザー側からしてそれが必ずしも魅力には成らないと言う事です。結局、Second Lifeの見かけ上の盛り上がりはどう考えてもメディア操作と企業の意向でしかなく、実際に毎日ログインして使うには至らないものだと私は思います。Second Life上での限定プロモーションなんかは単なる話題作りで、広告屋のネタみたいなもんじゃないのでしょうか?
SNSにしろ何にしろ、儲からないと意味がない訳で、最近のwebサービスはインフラの整備が世界的に進んだ事で百花繚乱のごとく現れていますけど、確実に有効なものってのは未だに無く、"流行"でしかないと思います。人の認識や、動きは総じて単純であるのに金の動きが異常に複雑になって来ている感じというのでしょうか、なにか周り道をさせてその間に沢山自販機を置いて地味に儲けようみたいな...。
情報とサービスが溢れていますけど、人間の使える時間はもうそれほど拡張できないでしょうから、やっぱり"善し悪し"の判断がとても重要であるのは間違いないですね。
TEXT / Ryuen Japan Hiroshi Sato
DUCCT PHOTOGRAPH